2000.2.1
5月にLIVE決定。おそらくCD発売後、初のLIVEになると思うので何かオモロイ事をするとしよう。
イベントに出演する話も色々あるのだが、主催者側は乗り気でも他のバンドが俺と同じイベントに出るのをイヤがるらしい。
俺と一緒にされたくないってさ。ちいさいのぉ。
『金谷ヒデユキ』っつー名前に付いたイメージが、音楽の世界じゃ嫌悪感を抱かすのか?いっそ名前買えるか?アレフに。
どっちにしろ、俺は何処へでも歌いに行くし、だれと同じステージだろうが関係ないぜ。何処でやろうが演奏中は自分らだけのステージじゃん。
2000.2.2
MTRで自宅録音した新曲のデモテープを持ってスタジオへ。
聞かせてみたら非常に評判が良く、いい気分。
今まで根拠のない自信を持ってる奴らが羨ましくて、どうにか身に付けようと思ってたのだが、どうやら俺には無理みたいだ。
やっぱり実力と結果を出さないと、自信は生まれないな。俺の場合は。
2000.2.4
花の色はうつりにけりないたずらに、我が身世にふるながめせしなに。
状況は刻々と変わる。
ここへ来て突然決断を迫られた。「さあどっち?」と頭の中で関口宏が叫んでるようだ。んー、どっちを選べば美味い料理が食えるんだろう。
考えようによっちゃ、どっちかを選ぶ選択肢があるだけ恵まれてんのかもしれん。CD完成するまでは全力つくして、その後決めよう。自分で。
2000.2.19
昔、俺のスタッフをやってくれていたA君とS君から急に相談を持ちかけられたんで自宅に招く。
酒グビグビあおりながら話を聞いてるうちに、なんつーの、例の、あれ、人生のアドバイスってやつをやりだしてるぞ、この俺が。
「中途半端なこだわりなんかは捨てて、じゃんじゃんじゃんじゃん妥協しまくれ。んで、これ以上はどーしても妥協出来ないって思ったら、そこが自分の一番大事な部分だってわかるよ。」
うわ、偉そうじゃねーか俺。
「でも、そーするとどこまでも妥協して行きそうで恐いんです。」
「そしたらそこまでの人間だって事だろ。」
きびしーのお。
その後も酒の勢いで語る語るよカタルシス。途中自分でも恥ずかしくなって、ひとこと語っちゃあ、「な事、言うのか俺がこの口で。」だの「って俺は金八っつぁんかよ。」いちいちツッコミ入れながら延々朝まで。
ヤバいっス。説教って気持ちいいのねん。またいい事言うんだこの俺様は。まーある意味どーでもいい事ではあるんだが。
あんまり俺の言う事まに受けず、てきとーに聞き流してくれる事を望む。ふたりには。
ちょっとした丹下段平気分ではあるが、俺自身明日のカーロス・リべラ戦でそれどこじゃないんだよん。
2000.2.20
さてと、夕張へちょっくら行ってまいりやす。
2000.2.22
夕張より無事帰国。いろんな出会いやら、考えさせられる事が盛り沢山。つらつら報告しときたいとこだが、明日のレコーディング用に歌詞を仕上げなきゃいかんので、後ほど。
―グランプリ男優より―
2000.2.23
レコーディングエンジニアの服部くんが、TVを持ってないというので、自宅にあった古いTVを抱えて家を出たとたん、二人組の男に囲まれる。
いきなり胸ポケットから取り出す黒い手帳。おっ、こ、これは噂の警察手帳。ドラマじゃなくて本物だよ。
「そのTVはどうされたんですか?」
職務質問だー。疑われてるのか、俺は?よーし、ちゃんと理路整然と答えて身の潔白を証明してやる。
「えー、今私が運んでいるのは、私自身が購入し、所有していたTVであり、何故運んでいるかというと、TVを欲しがっている知人に、私が自宅で現在使用していないTVを贈呈する約束をしたので、本日たった今その任務を遂行している最中だからです。」
どーだ。
「身分を証明するものはありますか?」
あら?なおさら疑われてる?しかたなく、免許証を見せる。
「えーと、あれっ?金谷さんって芸能人?TV出てたでしょ?見てましたよ?あーこの辺住んでんだ。奥さんいるの?独身?モテるでしょ?」
なんつー矢継ぎ早の質問攻撃。これも職務質問なのか?正直に答えないと偽証罪になるのか。「いやー全然モテないっすよ」なんて答えると、「ウソをつくな、ネタはあがってんだ、何なら臭いメシ食ってくか」てな事になっちまうのか?
「えー、まったくモテないと言う事もないですが、なかなか最後まで、いや最後と言っても変な意味ではなく、こー何と言うか、おつき合いするという様なところまではいかない事が多く、中々いい人には巡り合えない状態です。」
何を人生相談しとるんだ俺は。