■ 出発
2000-05-13 (Sat)
とーとつに群馬県高崎市より、ライブスタート。
まさに今から。
■ 群馬
2000-05-13 (Sat)
ショック。
一時間かけて書いた長文、一発で消し飛んだ。
コワイから短めに。
ライブ初日からコテンパンに鼻折られ、絵にかいたような挫折感。
チンケな俺のプライドズタズタ。
が、パンクバンドやってて、妙に俺に共感してくれる若モン出現。
チラシを配ってくれたり、唄う場所を探してくれたりする。
気持ちつーじるのはパンクスだけだぜ。
僕、パンクロックが好きだ。
ああ、やさしいから好きなんだ。
実家で実感。
■ 家出
2000-05-13 (Sat)
家出気分を味わうため、夜中に出発する予定だったのだが、明日地元でマラソン大会があるらしい。
人の集まるところ金谷あり。
なんかの形で乗っかっとこう。
その後、新潟方面へ向かう予定。
■ マラソン
2000-05-14 (Sun)
安政遠足マラソンのゴール地点、碓氷関所跡にて勝手にまちぶせライブ。
ゴールした人達を唄で出迎えるつもりが、車おりる場所間違え、ギター片手にさらに3キロ歩く。
どんどん追い抜かれ、逆にマラソンランナー達に出迎えられるハメに。
ぐーぜん、中学の同級生と小学校の担任の先生と再会。
同窓会出席率0%のヤクザな俺にとっては貴重な偶然。
現在、前橋にて昼食中。
今から初高速。関越自動車道。
一路新潟へ。
早めについたら、長岡でライブ予定。
■ 新潟
2000-05-14 (Sun)
長岡駅前ライブ
今から開始。
■ 新潟県三条市
2000-05-14 (Sun)
新潟にはいい人が多い、という俺の勝手な思い込みの通り、長岡駅地下街でやってる二人組と仲良くなり、場所を提供してもらう。
心地よき盛り上がり。
聞いたら、二人とも高二だってよ。
普通なら、「若い頃の俺を見るようだ」
なんて言うんだろうが、やってる事
全然変わってないんで、「今の俺を見るようだ」
ライブ終了後、三条市参上。
元スタッフ重川くん家に泊めてもらう。
明日まつりがあると聞き、急遽参加決定。
その後、メールで情報提供された『カミーノ古町』&新潟駅前を予定。
■祭りのあとin新潟市
2000-05-15 (Mon)
三条まつりライブ&新潟駅前ライブ無事終了。
詳しくは後程。
とりあえず、夕メシの場所を探すぞ。
■ 1回目のプロポーズ
2000-05-15 (Mon)
たくさん書きたい事があるのだが、この『モペラ』ってやつに慣れてないのでうまく書けん。簡単に。
新潟駅前でカメラクルーを見かけたんで、自分で出演交渉。
地元TV局『テレビ新潟』に勝手に出演。
沼垂高校の女子ふたりに結婚を申し込まれるが、ふたりとも15才だったんで、法律上許されず、丁重にお断わりする。
来年になったら来い。
今日中に新潟を離れるつもりだったが、あまりに居心地いいので名残惜しい。
また、重川家に泊めてもらい、明日の事は明日決める。
■ 西へ
2000-05-16 (Tue)
現在、北陸道を西へ。
海岸沿いを、CDショップに売り込みしながら、のんびり走る。
求む、富山情報。
■ 15:00 直江津港
2000-05-16 (Tue)
途中柏崎市でギターの弦を購入。
ついでにチラシを置かせてもらうよう頼んだところ、店の女の人に「私、金谷さんのCDもってます」と言われる。
「もしやこの人が俺の運命の人か?」
しかし、持ってるCDが『地獄のスナフキン』だけだったので、「ゴメン、僕はもう昔の僕じゃないんだ」
泣く泣く柏崎を後にする。
■ 宇奈月温泉
2000-05-16 (Tue)
19:15
北陸道を通行中、『宇奈月温泉』の看板を発見。
『俺たちひょうきん族』世代としては、ここは行っとかないと
いかんだろうっつーことで、予定変更。
『うなづきマーチ』を口づさみながら、温泉街へ。
先々の事も考え、一番安い民宿へ泊まる。
逃走犯が隠れてる様なたたずまい。
風呂場に行けば、さらにビックリ。
風呂なのに、形が四角くない。小さな小さな三角形。
例えてみるなら、三角定規の二等辺三角形じゃない方。
アルキメデスの原理とピタゴラスの定理を、同時に発見出来そうなおもむき。
いろいろツッコミを入れたいのだが、さすが『うなづきトリオ』発祥の地、的確なツッコミが浮かばず、「なんでやねん」「いいかげんにしなさい」など一人うなづく。
さあて、これからメシ場所探し。
■ はるちゃん
2000-05-16 (Tue)
22:18
食事だけでもイイ物をと、高いホテルのレストランへ。
「このホテルに泊まってないんですけど、いいですか?」
「申し訳ありません、お食事の方は予約制になっておりまして。」
「そうですか。他にどこか美味しいところありますかねえ?」
「もしよろしければ、向こうのホテルにも美味しいところありますよ。」
「えっ?ライバルなのにイイんすか?」
「内緒ですよ」
その仲居さんの笑顔にやられる。
「ここへ泊めてください」
民宿キャンセル。いざ、高いホテルへ。
この仲居さんとゴハン食べよー。
先々の事をちまちま考えてるよーじゃ、デカい男にゃなれないぜ。
金が無くなったら、このホテルに住み込みで働いてやる。
だんだん寅さんみたいになって来た。
でもさすが高いホテル。
畳は青く、風呂は四角い。
ドアは自動。レストランは‥‥終了。
再び外へ。
■ 宇奈月出発
2000-05-17 (Wed)
10:30
温泉つかって疲れもとれ、新たな気分で出発。
今日、富山駅前でTV中継があるとの情報が入ったんで、また便乗してみよう。
■ 走れ正直者
2000-05-17 (Wed)
12:00
宇奈月温泉着。
つくづくウソのつけない男だな俺は。
あまりにホテルの印象が良かったので、出発する時「また来ます」などと軽口たたき、実際『いつかまたきたいな』と思ったのだが、その夢はやくも実現。
途中忘れ物に気付き、本当にまた来てしまった。
早すぎ。
今度こそ富山へ。
3度目の正直。
■ 半泣き
2000-05-17 (Wed)
18:00
富山駅地下道でライブを始めたものの、誰も足を止める事無く通りすぎるばかり。
女の子ふたりだけがちょこっと聞いてくれた。
やべー昨日浮かれすぎたむくいか?
このままだと富山が嫌いになりそうなんで、場所かえてもう一回だ。
■ 富山惨敗
2000-05-17 (Wed)
20:30
場所変え駅前でやってみたのだが、相変わらず人通り少なく、足を止める者なし。
ずっと聞いててくれたのは、女子高生ふたり。
ひとりの方が、女子高生の分際で本宮ひろ志『俺の空』の愛読者。
ちょっとホレる。
「音楽をやりたいんだけど、富山じゃどーやっていいのかわからない」
と相談され、あやうく説教オヤジになりそうだったが、俺も人にアドバイス出来る様な立場じゃないんで、気持ちを込めて『マホロバケイション』唄ってやる。
確かに今の時代、夢なんてやっかいなシロモン持ってない方が幸せなんだろう。
けど、持っちゃったモンはしょーがねーだろ。
最終的に警備員に怒られ強制撤去。
別れ際、「もう行っちゃうの」とすがる様な目で見られ、ポケットにつめ込んでそのまま連れ去りたかったが、警備員さんの「万引き禁止」光線が厳しく、ひとり富山に別れを告げ金沢へ。
君のおかげで富山を嫌いにならずにすんだよ。
ありがとう。
今度はどっかのステージ上で会おう。
■ 金沢
2000-05-18 (Thu)
23時過ぎ金沢入り。
場所によって人が集まらないのは仕方ないとしても、何でこんなにミジメな気分になるんだろう?
偉そうな事言ってても、まだちっぽけなプライドってやつを捨て切れてねーのかな?
「バカな事やってるな」って思われて当然。
だってバカな事やってんだもん。
カッコつけた自分を捨てるため、罰として今日の宿は無し。
車の中で寝なさい。
えーっ、そりゃないよねえさん。
■ 昨日は車の中で寝た
2000-05-18 (Thu)
A-COOPの駐車場、ひとりで寝袋にくるまって。
6:00
鳥の鳴き声とともに起床。
エフエム石川に行け、という東京よりの指令に従い、
11:00
エフエム石川入り。
今、パソコン借りて書き込み中。
昼過ぎ兼六園、夕方金沢駅でライブ予定。
■ 金沢兼六園
2000-05-18 (Thu)
15:00
兼六園ライブ終了。
思いのほか人通りは多くなかったが、修学旅行の中学生に囲まれる。
律儀に小銭を入れてる姿を見てると、自分が校門前のヒヨコ屋になったよう。
罪ほろぼしにおよそ一学年分サイン書きまくり。
まあ、全員で金出しあって一枚でも買ってくれりゃ御の字だ。
聞いてみたら富山の中学生。
意外なところで昨日のリベンジ。
■ 金沢片町
2000-05-18 (Thu)
18:00
駅前の予定変更。片町へ。
昼間、東京から来たっつー女の人に言われた、「もっともっと唄だけで勝負してください」の言葉にうたれ、実験。
いつも使ってる、名前と写真入りのボードあえて出さず、顔もよく見えない様に唄ってみる。
さあ、道ゆくひとの足を、唄とギターだけで止めることが出来るんでしょうか?
おーっと、少し歩行速度が遅くなったぞ。
止まるのか?とまるのか…んー止まらない。
ちょっと興味は示したものの、足を止めさせるまでには至らなかったようです。
結局、例のボードを置き、ようやく足が止まる。
まだまだ名前負けしてるって事っスね。
ま、誰も聞いてなくても練習だと思える程度には、図太くなったからいいけど。
その後、店の人にどいてくれと言われ、元俺のファンだと言い張る女子高生三人組に仕切られながら場所探し。
「やっぱ夜やらんと人集まらんよ。もうみんな金谷ヒデユキって忘れてるし。」
金沢女強し。
■ いざ福井
2000-05-19 (Fri)
11:00金沢発
どの人に聞いても、「福井は人いないから、やめた方がいいよ」と言われ、迷う。
どっちにしろ福井通んなきゃ金沢から脱出出来ないし、行きゃー行ったで何かあるだろ。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
■ 福井でございます
2000-05-19 (Fri)
2時過ぎ福井入り。
ホント人少ない。
デパート入っても、店員率93%。
おまけに小雨降ってくるし、携帯の電源残りわずか。
なんにもない、なんにもない、まったくなんにもない所から、何かが生まれるのか?
星は生まれるのか?
『やつらの足音のバラード』は聞こえてくるのか?
■ 明日は京都
2000-05-19 (Fri)
詳しくは後程。
京都は広そうなんで、どのへんでやったらいいか、至急情報求む。
■ やつらの足音のバラード
2000-05-19 (Fri)
福井駅前に行ったら、またTV中継してたんでこっそり出演の後、19:00 ライブスタート。
本当に人通りは少なかったが、色んな人が足を止めてくれた。
ずーっと見ていた子供連れの若い夫婦。
会社帰りのおっさん。
学校帰りの高校生。
母親に「もう行くわよ」と怒られながらリズム取ってる5才くらいの女の子。
なんか変に気持ち良く、2時間近く唄ってしまった。
最初っから最後までいた三人組のうちの一人が、これから彼氏に会いに京都に行くと聞いて、俺も次の行き先京都に決める。
もし福井に来てなければ、今日の三人組には出会う事もなかったろうし、出会ってなければ明日京都に行く事にもなってないだろう。
明日はまた出会うはずじゃなかった人に会うのか、と思うとまさに何にもないところから、何かが生まれるんだなあって気がして、最後に『はじめ人間ギャートルズ』のエンディングテーマ『やつらの足音のバラード』を唄って、ライブをしめる。
♪なんにもない、なんにもない、まったくなんにもない
うまれた、うまれた、なにがうまれた
■ タッチ
2000-05-20 (Sat)
ストリートでやってると「昔ファンでした」って人によく声をかけられる。
過去形ってのがつらいとこだが、無理もない。
ホームページを見てない人にとっては、俺が生きてるのか死んでるのかさえ分からない状態だったんだから。
戦地での生死もわからぬ夫を何年も待ち続けてるのに何の手がかりもなく、あきらめて他の男と結婚した妻を責める資格はない。
しかも帰って来た男は、「昔の俺と一緒にしないでくれ」とかワケわかんない事言ってるし。
じゃ、こう考えてくれ。
『ボキャブラ天国』って番組に出てた
『金谷ヒデユキ』という男は死にました。
今の私はふたごの弟です。
兄の知名度に嫉妬したり、兄と間違われて
ムッとする事もあるけど
すげー兄貴を尊敬してるし、
今でも大好きです。
兄貴の悪口言う奴は、俺が許さん。
マンガで言うなら『タッチ』の上杉和也と上杉達也だ。
あ、逆だ。今の俺が兄貴の方だ。
人気者だった弟に負けず、ダメ兄貴の俺も目指すぜ甲子園。
南のハートは俺のもんだ。
実は達也の方が才能あるかもしれんしね。
でも今んところは、時々弟の知名度利用さしてくれ。
■ ここは何処
2000-05-20 (Sat)
12:30
京都に向かってるんだか、道に迷ってるんだかよくわからん。
右手に見えますのは、琵琶湖なのか?
日本海なのか?
気持ちいいからどっちでもいいや。
このまま進む。
■ 何処なんだ?
2000-05-20 (Sat)
14:00
おーっ、今度は周りを山に囲まれたぞ。
されど空は快晴。
もーちょっと迷っとこう。
■ ノーピープルライブ
2000-05-20 (Sat)
15:30
また琵琶湖らしきもの発見。
向こう岸見えず、もしかしたら海かもしれないんで、水を舐めて確認。
しょっぱくない。
琵琶湖ナリ。
醤油とソースの見分け方のスケールでかい版。
一見海のようなのに、しょっぱくないのは
不思議な感覚だ。
いい気分なんで、ギター取出し、誰もいない湖でカモメ相手にひとり唄う。
カモメよ、どうか届けてくれ。
あの娘への熱い想いと、CDの告知を。
■ 京都
2000-05-20 (Sat)
夜のとばりがおりる頃京都入り。
道に迷ってもなんとかなるもんだ。
アントニオ猪木に反抗するようだが、俺の場合は『迷っても行けよ、行けばわかるかも』だ。
河原町の表通りは、人が多すぎてやるスペースもないほどなんで、ちょっと裏に入った終了後の病院前でライブ開始。
OLらしき三人を筆頭に次々人が集まり出し、盛り上がって来たところで、病院の二階から、「病人おるさかい静かにしてくれはらへんか」
京風にやんわりと、一見さんお断わり。
雨も降ってきたし、今日は終わりかな?とかたづけ始めると、観客のひとり、イベント会社の社長に「メシでも食いますか?」
逆ナンされる。
ちょっとうさんくさいかなーと思いつつ、これも何かの縁だろ、と附いてくことに。
話を聞くと俺の事はよく知らず、本宮ひろ志ファンで、『俺の空』に興味をもったらしい。「ワシも旅いきたいわー」などとこぼす。
結局、スナック二軒付き合わされ、
社長の本宮チックなエピソードを聞く。
「泊まるとこないんやったら、ウチとこ泊まってったらええやんか」と言われ、貞操の危機感じつつ、初お呼ばれ。
メシおごってもらったお礼を言うと、「気にせんといて、体で返してもらうさかい」
シャレかマジかわからん。恐いよー。
不安だったが、さんざん酒を飲まされたんで熟睡。
無事朝を迎えられひと安心。
京都の夜は一見さんにも暖かく、実に男気あふれるおやっさんの親切に感謝。
■ 泊まれたけども停められれない
2000-05-21 (Sun)
さあ今日は本格的に京都を責めるぞ、と車に戻る。
ん?俺の車の脇にオシャレな車。
白と黒のツートンカラー、上にはイカした赤ランプ。
レッカー寸前セーフ。
「京都は駐車違反厳しいんで、気をつけてください。
ギター乗ってるげど、ミュージシャン?」
「はい、全国を車でまわりながらライブしてます」
「へー、ライブハウスとかを?」
「いえ、今回はろじょ…あっ」
「えー今のは聞かなかった事にします」
京都は一見さんにもあたたかい。
でもキップは切られる。
■ スピード復活
2000-05-21 (Sun)
13:00
駐車場に車を入れ、場所さがし。
さすがは京都、至る所ストリートミュージシャン、大道芸人あふれてて、やれる場所なし。
仕方なく、ちょっと裏道入った開店前のレストランの横で始めようとすると、店の女の人が出てきて、
「もうすぐ開店なんですけど」
「ちょっとだけ唄わせてください」
唄ううちに彼女のかたくなな心開き、使用許可OK。彼女のハートもわしづかみ。
しばらくすると、今度は女子中学生四人に囲まれ、仕切られる。
「もっと人集まるとこ知っとるからそっち行こーや」
で、京極通りの広場に移動。
ここは、昔京都に来たときストリートライブ見た場所だ。
そん時は長淵剛のカバーをやってて「何で京都で『東京のバカヤロー』つってんだコイツは?」と不条理な気分を覚えた思い出の地だ。
帰ってきたぜ。
本物のストリートライブってやつを見せてやる。
女子四人、チラシ配ったり、呼び込みしたり写真撮ってあげたり、マネージャーの如し。
「もっと笑顔で写りーや」
「ほらお客さん来てるんやから、休んどったらあかんやん」
スピードなき後、最強の中学生四人組。
■ 種蒔き
2000-05-22 (Mon)
10:00
路上でやってると、男、特にバンドやってる人に話かけられる事が多い。
ある程度メジャーで名前の知られてる人間が、こんなとこでやってるのに驚き、信じられないらしい。
なかには、「素人と一緒にされるからやめたほうがいい」と言う人もいる。
俺も最初は半端なプライドが邪魔して、すげー恥ずかしかったし、今でもカチンとくる事を言うやつらもいる。
でも種撒かなきゃ芽も出ねーだろ。
確かに路上は荒れた土地。
撒いても花咲く確率は低い。
人が多けりゃうるさいし、やりにくいことも確か。
でも空いてんだもん。
確率ゼロじゃねーんだもん。
実際いろんな出会いがあって、少しづつ芽が出てきてるのはひしひし感じる。
もちろんプロとしてやってくつもりだから、栄養豊富な畑にもちゃんと種は撒く。
一回で一人にしか伝わらないんなら、一万回唄えば一万人だ。
今日は嵐山立ち寄った後、大阪入り予定。
■ 嵐山はいいところなんだな
2000-05-22 (Mon)
14:00
嵐山の川っぺりで『夏草』唄い始めたところ、73才のばーさんに声をかけられ、アイスおごってもらう。
大学生っぽいカップルにもお茶を差し入れされ、何かこんな状況、ま、前に、テ、テレビで見たことが、あ、あるんだな、なんて思ってたら、『山下清記念館』が近くにあると聞き、立ち寄ってみる。
「入って損はないですか?」と確認し、入館。
さすが放浪の先輩、いい事言ってた。
そんなかのひとつ。
『絵かきというのは、ふつうの景色もちゃんと絵にできる人のことかな。それならぼくは絵かきではないな。
ふつうの景色はふつうにしかかけないな。
ここの景色は絵になるのかどうかわからないな。』
あんまり急ぐと見えない景色もあるな。
だからもう少しこのへんぶらぶらしてみることにしたんだな。
■ ぼくはばかだからよくわからないんだな
2000-05-22 (Mon)
16:30
古い建物に入って中を見ようとすると、どこへいってもお金をとられるんだな。
山や川を見るのは只だな。
かみさまがつくったものは只で、人間がつくるとお金がかかるのはおかしいんだな。
かみさまが只で人間をつくって、人間がお金をつくったのかな。
こんどはお金がかみさまをつくるのかな。
■ 大阪惨敗
2000-05-23 (Tue)
11:00
谷町にてまんが喫茶発見。
『俺の空』再読。
キョードー大阪のみなさんにストリートライブやれそうな場所を教えてもらい、
15:00ライブ開始。
いやー、大阪きっついわー。
最初大阪駅の噴水んとこで始めたんやけど、駅員はんに怒られてもうて、場所移動。
ほか人の集まるとこゆうたらどこかいなっちゅうて、阪神と阪急の間の歩道橋でやってみたんやけど、ぎょーさん人はおるのに、ぜんぜん足止めてくれはらへんねん。
なーんや隣で子犬売っとるおばちゃんの方が盛り上がとるがな。
あかんなあ、やっぱり子供と動物には勝たれへんのやろか。
しゃーないんで、ミナミへ移動や。
おーおるがなおるがな、人だらけや。
ここでしたろ。
また、あかんがな。人はようけおるけど、込みあってしもてどないもならん。
身動きもようでけへん。
なーんやホンマ釣りしてるようやな。
地元の人にええ釣り場のポイント教えてもらい、糸たらす。
ええポイントには、釣り人もようけ集まっとる。
釣れたら釣れたで嬉しねんけど、別に釣れんかっても釣りそのものがおもろいっちゅう感じやな。
けどワシも趣味でやっとる訳やなく、ゆうたらバスプロめざす身ィやねんからオノレが楽しむだけやったらアカンがな。
よっしゃ、も一回さっきの歩道橋行ったろ。
リベンジっちゅうやっちゃ。
■ とらや
2000-05-23 (Tue)
18:00
大阪駅前、阪神デパート前ライブ開始。
京都でのライブを見たという女子大生に声をかけられ話していると、今度は渋谷のジアンジアンで俺の昔のライブを見たという男性が話しかけて来た。
で、また話していると、ストリートライブをやりながら俺と同じように旅をしている青年が話かけて来た。
なんだか変な偶然にストリート男+女子大生でトリオを組み、急遽セッション。
ずーっとライブを見ていた、看護士をやってるって人も加え四人でメシを食ってるうちに、明日東京で就職活動するっつてた彼女の終電なくなり、これまた何かの縁だろと「えーいワシが京都まで送ったるわ。」
京都逆戻り。
ふたりだけの深夜ドライブのつもりだったのだが、今日泊まるとこがないっつー旅青年がものほしそうな顔してたんで、
「お前も乗れ」
結局京都まで送り、部屋に泊めてもらう。
翌朝東京に向かう彼女の話を聞き、寅さんチックな気分になり、
「東京へ行って何か困ったことがあったら
『キリングセンス』っつーコントグループをやってる河崎さんって人を訪ねるといいよ。年老いた夫婦二人暮しだ。気がねするこたあねーと思うぜ。」
本人の許可なく勝手に約束。勝手に老夫婦あつかい。
あとはまかせた河崎さん。
■ 予定変更
2000-05-24 (Wed)
急遽東京に戻る事になった。
全国ストリートライブツアー『俺の空』を番組で取材したいという。
25日に東京でロケなんで、今日名古屋行って明日東京だ。
■ 名古屋
2000-05-24 (Wed)
名古屋入り後、栄町、東山公園、名古屋城など廻ってみたのだが、どこも人手少なく、風強し。
15:00
名古屋駅前に交番があったんで、少し離れた地下鉄の出口あたりでライブ開始。
流れ者の礼儀として、近くで何かやってる人にはなるべく邪魔にならないよう、仁義をきることにしてるんだが、今日もそばでチラシ配りをしてるちょっとコワモテのニイサンにあいさつ。
「ここで、唄わせてもらっていいですか?」
「好きにしな」
無事ライブ終了後、礼を述べると、「実はワタシも昔ヤッさんに憧れて、吉本にいいたことがありまして…。またチャンスがあったら、も一回吉本行ってみます。」
何かわからんが、やたら嬉しい。
17:00
ニイサンに教えられ、ストリートライブのメッカだという金山駅に移動。
なんじゃこりゃ。
普通どこでも駅の構内でやるとツーコーラス目のBメロあたりで駅員さんが飛んで来て、強制退去になるのだが、ここは無法地帯。
狭い構内に10組近いストリートミュージシャンがひしめき合ってる。まさにアメリカ開拓時代。ガンフロンティア。
再び仁義を切り唄い出すも、10組の歌声が構内響き渡ってドアの無いカラオケBOX状態。
とてもライブにならんなと、少し離れる。
人通りは少ないが、いろんな人がやってきた。
ちょっとした裏通りの名店だ。
バンドのスタッフをやってる女の子ふたり、ドラゴンズグッズを売ってるキレイなねえさん、日記を見てこのあたりだろうとやってきた女性。
ちょっとガラ悪そうな、今どきの若モンぽい男ふたりやって来て、カラまれるかなと思ったら、風に飛ばされたチラシを速功で拾ってくれ、
「うちらクラブイベントしきってるんすけど、でてくんないっスか?」
残念ながら26日は東京なんで出られず。
次ん時頼む。といいつつ連絡先聞き忘れた。
見てたらメールをくれ。
終了後名古屋発。
東名高速で一路、花の都大東京を目指す。
23:00
途中どうにも眠くなり日本平サービスエリアで仮眠中。
■ 緊急一時帰国
2000-05-25 (Thu)
3:30
自宅着。
いろんな街で出会った人達が、この中途半端な形の月を見ていると思うと感慨深いものがあるなあ。
しかし、あまりにも眠いので、その感慨をバックに保管したまま、もう寝る。